第7回西淀川フードバンク・食料無料市場

第7回西淀川フードバンク・食料無料市場(PDF)

日時:3月19日(土)14:00~16:00
(品物がなくなり次第、終了となります。)
場所:もと歌島橋バスターミナル
※駐車場はありません。

食料無料市場(フードバンク)は、新型コロナの影響などで生活苦に直面している方に対し、地域のみなさまから提供、または食品ロスをふせぐために集めた食料や日用品を届ける支援活動です。

くらしのお困りごと相談お受けします

健康相談・法律相談・生活相談・子育て相談・教育相談・労働相談など
相談だけでも ご来場ください

西淀川区フードバンク実行委員会主催

「出前講座」(班会)に、薬剤師を派遣しよう!

あおぞら薬局は、西淀病院やのざと診療所のすぐ近くにある大阪ファルマプランの第1号店です。健康友の会の皆様方をはじめ、地域住民や民主団体の皆様に支えられながら、2020年11月には開局30周年を迎えました。
現在、大阪ファルマプランは、淀協をはじめ大阪民医連の医療機関と連携し、大阪市内に11薬局、吹田市に1薬局と介護ショップふぁるま(福祉用具貸与事業所)を運営しています。

ふたつのことで大阪府下第1号店!

薬局は、全国どこの医療機関が発行する処方箋にも対応することができ、患者様ごとに処方内容や副作用・アレルギー歴、生活習慣などの情報も把握し、複数の医療機関からの処方箋に対しても、飲み合わせのチェックなどを行う「かかりつけ薬剤師・薬局機能」を担うことが求められています。

また、それ以外でもさまざまな健康相談に応じることや、一般用医薬品(OTC)や健康食品・サプリメントの相談や、地域の健康づくりに貢献する「健康サポート機能」についても注目されています。厚労省は、この2つの機能を有する薬局を2016年10月から「健康サポート薬局」として認め、あおぞら薬局は大阪府下第1号です。

さらに、薬局に関する法律が改正され、「かかりつけ機能」をベースに、在宅訪問、無菌調剤、血圧計などの医療機器販売ができる薬局を「地域連携薬局」(大阪府知事認定)が2021年8月より始まりました。こちらについても、あおぞら薬局は大阪府下第1号です。

薬剤師が「出前講座」(班会)に参加します

あおぞら薬局では、「健康サポート薬局」として、従来から大規模な学習会や地域での勉強会への薬剤師の講師派遣を行ってきましたが、コロナ禍でこの2年間は自粛せざるを得ませんでした。

健康友の会でも同様かと思われますが、年明けから第6波の兆しもある中でも十分な感染対策と開催方法を工夫することで、班会なども再開されつつあるとお聞きしております。

あおぞら薬局は、これまでは担当する淀川区の塚本支部の皆さんとご一緒に取り組みを行ってきておりましたが、今後は薬局のある地域である野里や近隣の歌島・柏里や姫里においても、薬剤師や事務が地域に出かけて、お薬や健康についての「出前講座」を積極的に行っていきたいと考えております。

前出以外の地域でもご要望がありましたら、お気軽に健康友の会の事務局または、あおぞら薬局までお声かけをお願いいたします。

新型コロナウィルスの感染拡大情況で、講師派遣が困難になる場合があります。予めご容赦ください。

75歳以上の医療費窓口負担2倍化

今後すべての高齢者へ負担増も

政府は、医療機関の窓口で支払う自己負担額を1割から2割へ引き上げる仕組みについて、「2022年度後半」としていた開始時期を、2022年10月1日とする方向で検討に入りました。

現時点では、窓口負担2倍化の対象は年齢は75歳以上、年収200万円以上〈単身〉、320万円以上(複数者)が条件となっていますが、政令でその範囲を拡大すれば、今後、全ての高齢者への負担が増える可能性があります。

なんだって‼現役世代の負担減は
「たったの月額30円程度だって」

就労収入のない、社会的弱者とされる後期高齢者の「いのち」に直結する医療費窓口負担を2倍化するなど、血の通った「政権を握っている者」のやることではないと思います。まして、現役世代の負担軽減は月額30円程度にとどまり、「政府の説明はまやかしである」との指摘に対し、まともに答弁できないままに法案を可決・成立させることは、議会制民主主義への冒涜としか言いようがありません。

すごいな〜!全国で中止めざす多彩な取り組みが

75歳以上医療費2割化に反対する取り組みでは、「神奈川や山梨、滋賀、広島ではアンケート結果をまとめて記者発表し世論づくりを強め、それらをもとに地元選出の国会議員への要請」「岡山では地元選出の野党議員にZoomで要請し、2割化反対の立場で一致していることを確認」「徳島でとりくんだ団体署名には100を超える市民団体から切実な声が集まる」など、民医連や共同組織の仲間が各地で奮闘しました。法案可決後も、地域で「今でも医療費の窓口負担が重い」「2割になったら受診を控えざるを得ない」「これ以上の負担増はやめてほしい」の声が、ますます大きくなっています。

新しい署名など、中止の世論を広げるとりくみを広げよう‼

私たちも、75歳以上医療費窓口2倍化の中止、医療費負担減免等の世論を拡げるために、

  • 「75歳以上窓口2割化を実施させない」ことを求める新たな署名運動
  • 医療費自己負担を引き上げなくても「財源は確保できること」等、税負担と社会保障について学ぶ。
  • 地域で、医療費負担が心配で受診を諦めたり、手遅れになった人がいないのか等、実態・事例把握に努め、医療費や保険料負担減免・軽減等を行政に働きかける。
  • 大阪市、大阪府に対し、国民健康保険料(税)減免実施を周知・徹底と、保険料統一や一般会計からの繰り入れ中止の凍結、国庫負担増を発信すること等を求める。
  • 地域の医療、介護を守るため、地域の中で運動の連携・共同を進める。

等の取り組みを進め、夏に行われる参議院選挙で、憲法を生かしいのちとくらしを最優先にする政治の実現で、「安心して住みつづけられるまちづくり」を進めていきましょう。

心温まった「お元気ですかハガキ」コンテスト

入賞者のみなさん

みんなに感謝、大好きの気持ちを!
心温まった「お元気ですかハガキ」コンテスト

2020年は「アマビエ」塗り絵コンテストを開催し、2021年は「日頃お世話になっているあの人、大好きなあの人に感謝や大好きな気持ちを」と「お元気ですかハガキ」コンテストを開催しました。

健康友の会の役員が送られてきたハガキに投票して入賞を決めました。投票による入賞者のうち上位3人の方に、感想と新年の抱負についてお話しして頂きましたので紹介します。また、投票に当たった役員の方々の感想の一部についても紹介します。

今村 久美子(いまむら くみこ)

加島 柿原 幸枝(かきはら ゆきえ)

実際に栗を見ながら描きました。色の使い方を主に工夫しました。
絵手紙を始めて20年くらいたつが、年を重ねるごとに手が痺れるけど、絵手紙は続けていきたい。また、こういう機会があれば是非参加したいと思います。

佃 福田  惠子(ふくだ けいこ)

コロナでどこにも行けなかったのですが、やっと主人の田舎である淡路島に息子たちと一緒に行きました。そこでサザエが晩ご飯の時に出され、その貝殻をもって帰り絵手紙にしました。でも「うずしお」に見えませんでしたか。
今年は「変わらずに平凡な毎日が送れたら」と思っています。主人より先に入院、手術までしたので、今と変わらずに暮らせればと思います。

野里 今村 久美子(いまむら くみこ)

当初『お元気ですかハガキ』を出したい人がいませんでした。でも、今最も会って話をしたい人、それは亡母以外にはないと思いました。「わがままばかりでごめんなさい。本当にありがとうございました」の言葉を母の元に届けたいとの想いを込めて、赤いポストの絵を描きました。このハガキが亡母に届いたらいいのになぁ…。
今年こそ、コロナが早く収まって健康友の会の活動を思いっきりできるようにしたいです。


審査員の感想

  • 向かい合った時間はきっと書いて下さった方の身も心も豊かなものだったと思います。そのおすそ分けをいただいた気がして、私も豊かな時間を持つことができました。
  • 出来上がった作品をごらんになったら、みなさん「私も出してみよう」と思われたのではないでしょうか。それぞれ心がこもって選ぶのに悩みました。
  • 心あたたまる熱意を感じましたが、選ぶことはとっても難しい。賞を決める事より参加する事が大切だと思います。

会長賞

宮原 渡辺 美根(わたなべ みね)

会員のみなさん、新しい年を迎え、いかがお過ごしでしょうか。
昨年は、コロナ禍でも可能な限りの活動に取り組みました。その一つとして「お元気ですかハガキ」コンクールを行い、「会長賞」を選ばせていただきました。この作品は、LINE(ライン)という新しい形式で手書きのハガキをつくるという斬新さを感じ、可愛い図柄とともに「健康診断」を話題にとりあげ、仲のいい姉妹のホットな関係を想像させるユニークさに感動しました。これからも元気に仲良く頑張っていただきたいと思います。

今年こそ、コロナ感染拡大を終息させ、みんながイキイキと健康に暮らせるよう、健康友の会としても頑張ります。本年もよろしくお願いします。

西淀川・淀川健康友の会
会長 北山 良三

コロナ禍のくらしを助けたフードバンク

地域での「連帯・協同」を更に強めていこう!

公益財団法人 淀川勤労者厚生協会 副理事長
西淀川フードバンク共同代表
長瀬 文雄

大変な世の中、今、「私たちになにかできることないやろか」

2年余に及ぶコロナウイルス感染症の蔓延は、私たちの暮らす社会のあり方を大きく変えました。コロナによる廃業、失業、倒産、人や社会との接触が絶たれたことによる孤立や孤独の増大、健康悪化が表出しました。病院や施設では家族との面会もできず、田舎の親にすら会えない状況が続きました。

こうした中、象徴的な出来事が一昨年末に大阪で相次いで起こりました。都会の真ん中で誰にも助けを求められず60代の母親と40代の娘が餓死し、胃の中にはなにもなく所持金も30円のみ。八尾、高石でも同様の事件が相次ぎました。

〝こんな人が私たちの周りにもいるんちゃうやろか〞〝私たちになんかできることないやろか〞そんな思いから始まったのが「西淀川フードバンク」です。

どうぞ、これ持って行って下さいね

区内のさまざまな団体も大歓迎!

第1回開催にむけ連合町会や社会福祉協議会、こども食堂関係者、外国人支援団体などを訪ね懇談しました。御幣島の西栄寺住職からは全面的に協力の申し出を受け会場の提供もいただきました。区内の企業や団体、個人にも趣旨を伝える中でカンパや物資の提供もいただきました。出来島では外国人支援に取り組んでいる団体からも、困っている子どもの世帯にぜひ広げたいと大歓迎されました。

フードバンクを通じ新たな連帯やつながりが

2021年1月28日を皮切りに始まった西淀川フードバンクはこれまで5回、のべ2千人を超える来場者がありました。この中で、住之江区からこられた男性は「コロナで失業し所持金も底をつき働きたいが仕事がない。お世話になるばかりでは申し訳ない」とボランテイアとして参加されました。来場者の多くは、もともと生活基盤がぜい弱なところにコロナ禍が直撃して一層困難に陥った人たちです。

また、常設会場となっている「生活と健康を守る会」と「健康友の会柏花センター」には、「人づてに聞いた」「ホームページを見た」と毎日来場者があり、生活に行き詰まっている方がこられ、無料低額診療や生活保護にもつなげています。

医師も基本セット渡しをやりました

この取り組みを通じて多くの団体、企業、組織、個人との連帯やつながりが生まれ、医師、弁護士ら専門家と自主的に参加していただくボランテイアの善意の力も感じました。

ランドセルや文房具など食べ物以外のものも要求に

地域の身近な人に声をかけようと健康友の会各支部が中心となって地域毎のフードバンクも始まり、これまでに5支部で約250人が来場されました。参加した人の多くはこれまで社会的な支援が届かず、生活に困窮され、孤立されていた方々です。

また、10月のフードバンクに提供されたランドセル24個のうち当日18個が引き取られ、文房具も沢山もって帰られました。写真に写った子どもの笑顔が忘れられません。さらに子ども用おむつや生理用品の要望が強いのも特徴的でした。

文房具やランドセルもどうぞ!

「連帯の心を届ける」取り組みを、更に強めよう!

私たちの取り組みは、困っている人に直接モノを届けていますが、困った時には誰だって〝助けて〞と言っていいんだよという〝連帯の心〞を届ける活動なのだと思っています。

「誰もが安心して住みつづけられるまちづくり」は1998年に提唱した民医連共同組織連絡会の一貫したスローガンで、この取り組みがその実践の一つだと思っています。

自己責任が声高に強調され、孤立・分断の社会にあって「連帯・協同」の取り組みがますます光輝いています。社会保障としての「公助」を求める運動とともに、地域になくてはならない組織として、淀協、健康友の会の役割はますます重要です。今年を「連帯・協同・社会変革」の年として大きく飛躍しましょう。