「出前講座」(班会)に、薬剤師を派遣しよう!

あおぞら薬局は、西淀病院やのざと診療所のすぐ近くにある大阪ファルマプランの第1号店です。健康友の会の皆様方をはじめ、地域住民や民主団体の皆様に支えられながら、2020年11月には開局30周年を迎えました。
現在、大阪ファルマプランは、淀協をはじめ大阪民医連の医療機関と連携し、大阪市内に11薬局、吹田市に1薬局と介護ショップふぁるま(福祉用具貸与事業所)を運営しています。

ふたつのことで大阪府下第1号店!

薬局は、全国どこの医療機関が発行する処方箋にも対応することができ、患者様ごとに処方内容や副作用・アレルギー歴、生活習慣などの情報も把握し、複数の医療機関からの処方箋に対しても、飲み合わせのチェックなどを行う「かかりつけ薬剤師・薬局機能」を担うことが求められています。

また、それ以外でもさまざまな健康相談に応じることや、一般用医薬品(OTC)や健康食品・サプリメントの相談や、地域の健康づくりに貢献する「健康サポート機能」についても注目されています。厚労省は、この2つの機能を有する薬局を2016年10月から「健康サポート薬局」として認め、あおぞら薬局は大阪府下第1号です。

さらに、薬局に関する法律が改正され、「かかりつけ機能」をベースに、在宅訪問、無菌調剤、血圧計などの医療機器販売ができる薬局を「地域連携薬局」(大阪府知事認定)が2021年8月より始まりました。こちらについても、あおぞら薬局は大阪府下第1号です。

薬剤師が「出前講座」(班会)に参加します

あおぞら薬局では、「健康サポート薬局」として、従来から大規模な学習会や地域での勉強会への薬剤師の講師派遣を行ってきましたが、コロナ禍でこの2年間は自粛せざるを得ませんでした。

健康友の会でも同様かと思われますが、年明けから第6波の兆しもある中でも十分な感染対策と開催方法を工夫することで、班会なども再開されつつあるとお聞きしております。

あおぞら薬局は、これまでは担当する淀川区の塚本支部の皆さんとご一緒に取り組みを行ってきておりましたが、今後は薬局のある地域である野里や近隣の歌島・柏里や姫里においても、薬剤師や事務が地域に出かけて、お薬や健康についての「出前講座」を積極的に行っていきたいと考えております。

前出以外の地域でもご要望がありましたら、お気軽に健康友の会の事務局または、あおぞら薬局までお声かけをお願いいたします。

新型コロナウィルスの感染拡大情況で、講師派遣が困難になる場合があります。予めご容赦ください。

いっしょに歩こう 加島地域編

今回から淀川区に入ります。健康友の会竹島・加島支部世話人の安野さんと一緒に巡ってみました。

毛剘倫橋(もすりんばし)って知ってますか?

最初は、毛剘倫橋を紹介します。毛剘倫とは、獣毛を用いた織物で、もともとは、メソポタミアのモスルと言うところで織りだされた布地で、ヨーロッパを通じて幕末、明治にかけて輸入されていました。明治後半に国内生産が始まったそうです。

加島のこの地でも会社が設立され、対岸に工場を建設、工場と会社の間の神崎川に橋を架けて、その名を毛剘倫橋と名付けたとの事です。第2次大戦中、会社も工場も戦闘機を作る工場になり、それも焼失してしまい、名前だけが残ってしまったという橋のお話しでした。
一時期、毛剘倫は和服にも使われ、逆に輸出もしていたようです。

名前だけが残った「もすりんばし」

数多くの歴史上の人物と縁を持つ富光寺(ふっこうじ)

『富光寺縁起』によると、法道仙人が建てた建物がその起源になっていると言われています。長い歴史の間に、みなさんもご存じの孝徳天皇、法然上人、北条時頼、楠木正成、三好長慶(みよしながよし)、豊臣秀吉などと縁のあるお寺のようです。

山号は長慶山。その名からも分かるように、特に三好長慶は縁が深いようです。このように大変歴史のあるお寺です。富光寺では「見つけて持っていれば幸せになる」という「三鈷の松(さんこのまつ)」を配っています。興味のある方は是非訪れて下さい。

江戸時代、加島は鍛冶職人のまち
良質の銭を作っていた「加島銭座(かしまぜにざ) 」

加島の名は、一説に鍛冶ヶ島(かじがしま)が転じたものだといわれています。鍛冶を職業とする村人が多く住んでいたことからの由来であるということです。銭座とは、お金を鋳造している所の事だそうです。

大阪には高津、難波、加島の3カ所にその銭座があり、その中でも加島銭座は「酒は灘、銭は加島」といわれるほど、良質の寛永通貨(銅銭、鉄銭)を鋳造していました。銭座の場所は、加島4丁目の香具波志神社門前からの神崎川堤防までの地域にあったということです。その跡地である碑が香具波志神社の鳥居を潜った直ぐの所にあの「雨月物語」の作者でも有名な上田秋成寓居跡と言う名前と並び記されています。

香具波志神社のすみにある銭座跡地

 

今回紹介したところは、どこも分かり難い場所にあり、安野さんが地域の会員さんに聞いて頂いたり、かぐわし幼稚園の園児のお母さんに声をかけたりと奮闘頂きました。ありがとうございました。


毛剘倫橋(もすりんばし)


富光寺(ふっこうじ)

加島銭座跡

心も身体もリフレッシュ 椅子に座ってのスクエアステップ

コロナ禍でも「外出の機会を増やしてもらおう」「3密を避けて、身体を動かそう!」と、昨年11月から、座ってできるスクエアステップを再開。

事前に間隔を開けて配置したイスに座って準備運動からスタート。左右の手足を同時に出して大笑いしたかと思えば、リーダーの指示に真剣な表情でステップ。座ったままのステップは、しっかり足を上げるので見た目より結構ハード。身体もポカポカ温まります。

第6波を迎え、やむなく中止しますが「再開したら絶対教えてね」と今から熱い声を頂いています。