大阪PFAS汚染と健康を考える会
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基礎講座も!詳しく知りたい方も!
PFAS学習会を開こう!
大阪PFAS汚染と健康を考える会では、PFASの学習講師派遣に取り組んでいます。パワーポイントなどを使って、できるだけ分かりやすくPFAS問題を伝えるよう工夫をしています。大小問わず、どんどん学ぶ場を作っていきましょう!お気軽に要請してください!
大阪PFAS汚染と健康を考える会 大阪民医連気付
TEL:06-6268-3970
映画「ダーク・ウォーターズ」上映会
巨大企業が恐れた男
2000年代初頭に米国でデュポンを相手にたたかい、連邦政府や国を動かし厳しい環境基準、健康管理基準を定めさせるキッカケとなった映画「ダーク・ウォーターズ」の上映会を企画しています。
十三・第七藝術劇場
◆ 10月4日(金)13:30~
◆ 10月5日(土)18:30~
◆ 10月6日(日)18:30~
4日・5日・6日とも
終了後トークショー(30分程度)が
行われることになりました。
|十三・第七藝術劇場|大阪PFAS汚染と健康を考える会・講座|
イベント報告
テ-マ
「PFASの危険性について、まず知ることから」
『水が危ない!消えない化学物質「PFAS」から命を守る方法』
刊行記念イベント
ゲスト:原田浩二 先生×長瀬文雄 事務局長
司会・聞き手:二村知子さん
開催日:2024年6月23日(日)
6/23京都大学大学院 医学研究科 准教授の #原田浩ニ 先生と大阪PFAS汚染と健康を考える会事務局長 #長瀬文雄 さんによる『水が危ない消えない化学物質「#PFAS」から命を守る方法』刊行記念イベント報告レポ-ト #隆祥館書店 拡散希望アーカイブ配信@ryushokanbook #note https://t.co/ygReCxd9eS
— 隆祥館書店 二村知子 (@ryushokanbook) June 24, 2024
中間報告
2023年10月~12月に1193人の方が血液検査を受けられました。2024年3月31日、原田浩二 京都大学大学院 医学研究科 准教授による中間報告がありました。
摂津市と東淀川区では、約2割の住民から欧米の安全基準値を超える高濃度の「PFAS」が、検出されたとの報告です。健康被害がないか調査がすすめられています。
PFAS汚染と健康を考える会のXより
■マスコミの報道
⇒発がん性指摘される「PFAS」工場付近の川から高濃度で検出…住民に血液検査行うと『約2割の住民』で基準値超|MBS(YouTube)
1193人の大規模血液検査を実施
検査結果は高い値示す
2023年11月11日に「大阪PFAS汚染と健康を考える会」が発足し、ダイキン工業淀川製作所の地元摂津市で血液検査を行ったのを皮切りに、10月〜12月の間に49会場で1193人の方が血液検査を受けられました。
淀協では、摂津会場を含めて12医療機関で20回、536人が検査を受けられました。ダイキン工業の近くで野菜を作っておられる方、元ダイキン工業に働いておられた方、この地域に居住されている方など日ごろ、高い濃度の汚染に不安を抱えている多くの住民が検査会場に来られました。
9月と10月に摂津市などで行った血液検査118人分の分析を行った、原田浩二 京都大学大学院医学研究科准教授の報告は衝撃的で、MBS、ABC、NHKなどのマスコミも報道しました。検査を受けた方のうち摂津市民80人中、米国科学アカデミーが出した臨床ガイドラインの20ng/mLを超えた方が31人(44%)、極めて高い値を示しています。(ng:ナノグラム)
受検者全員に結果を送ります
1193人の検査結果は、今後、各受検者個人に対し封書で結果が届き、20ng/mL以上の方には「PFAS相談外来」(予約制)への受診を進めることを予定しています。
この11月に開催されたWHOがん専門機関IARCは、PFASに関する発がん性についての最新評価を行い、PFOAについて「人への発がん性がある」とし最もランクの高い「グループ1」に分類しました。国際的な評価が出されましたが、国(環境省)は「知見がない」としてだんまりを決め込んでいます。
「会」として、今回行った検査の分析、IARCの最新の知見などを踏まえた学習会開催や記者会見を行うとともに、ダイキン工業や国・府・市に対し、環境対策や住民への情報公開、健康管理を行うことを求めていくなどの運動をすすめていく予定です。
PFAS汚染、健康問題に立ち向かおう
PFASは、アスベストや低線量被ばくなどと同じように、直ちに健康被害が出現するものではないかもしれません。しかし、長期間体内に蓄積され続けることで免疫機能に悪作用し、将来にわたって多くの健康被害が出現する可能性があります。この問題はまさにSDHに基づくヘルスプロモーション(HPH)のとりくみそのものです。
私たちの先輩が、過労死問題や西淀川公害など健康の社会的問題に正面から向き合ってきたように、私たちが今、この汚染と健康問題に立ち向かうことが求められているのではないでしょうか。
そのためにも、医師をはじめ全職員、健康友の会会員と住民が一緒になって繰り返し〝学習し、調査し、行動する〞この姿勢で臨むことが大切だと強く思います。継続的な運動への参加を促すために「会」への団体・個人の入会を呼びかけています。ぜひこの機会に入会ください。
公益財団法人 淀川勤労者厚生協会
副理事長 長瀬 文雄
* PFAS(ピーファス)(有機フッ素化合物)
水や油をはじく、熱や薬品に強いなどの性質から、フライパンや鍋のフッ素樹脂加工などの生活用品や泡消火剤などの工業製品に広く使われてきた。
分解されにくく蓄積しやすいため「永遠の化学物質」と呼ばれている。工業や軍事基地から排水と共に放出されたPFASは、長く環境中に残り、地下水や河川水から水道水などを通じて人の体内に取り込まれ、健康被害や発がん性の恐れがあり、世界的に規制が強められている。
*SDH…健康の社会的決定要因
*HPH(ヘルスプロモーションホスピタル)…健康増進活動拠点病院
■マスコミ各社の報道
⇒全国の水道水のPFAS検出状況把握へ|NHKweb
国が検査結果など報告要請(6/23)
クローズアップ現代(2024/6/12)/NHK
⇒「追跡“PFAS汚染” 汚染源は?健康リスクは?」
⇒ PFAS汚染 健康影響も?
クローズアップ現代(2024/6/12)/NHK
汚染状況「全国マップ」web特集
⇒ 追跡“PFAS汚染” 暮らしに迫る化学物質
クローズアップ現代(2023/4/10)/NHK
⇒ PFAS汚染の実態身体への影響は?…クローズアップ現代|NHK(youtube)
⇒ 1000人規模のPFAS疫学調査/大阪全域での汚染拡大を受け|Tansa
■イベント
⇒テ-マ「PFASの危険性について、まず知ることから」
刊行記念イベント(2024/6/23)
『水が危ない!消えない化学物質「PFAS」から命を守る方法』