楽しい世話人会、活躍するグループライン【御幣島支部】

―事業所と地域の特性を活かす支部活動めざして―

御幣島支部は、1丁目から6丁目までに1500世帯の会員を擁する支部です。
拠点事業所の『在宅総合センターらくらく』は1階にデイサービス、2階に看護小規模多機能居宅介護、3階に訪問看護、訪問介護、居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)の5つの事業所があり、その敷地内には公益財団法人淀川勤労者厚生協会(淀協)発祥の地を示す「いのちの平等」の碑があります。敷地内の旧館フロアーを活用して、100歳体操などの支部活動が行われています。

支部では、コロナ禍の間も感染対策しながら、世話人会で「お試し」の取り組みを進めました。健康診断案内への「季節のおりがみ添え」人数制限での「手芸サークル」、また「支部自前の『歩こう会』目指し、アーモンドやユーカリの木もある緑陰道路の散策」を1年間続け、2023年3月正式にサークルになりました。これらの活動を通じて新しい会員さんも増えました。

「いのちの平等」の碑の前で世話人のみなさん

取り組みの中で活躍しているのが「世話人会グループライン」です。「散策」では参加した人が景色や花々を投稿し、参加できなかった人も写真に癒され、さらに個々人のお勧めのイベントやボランティア活動の紹介を投稿し、大いに刺激され励まされています。エルモでの映画「お終活」が話題になり、2023年4月の「映画サークル」再開へと繋がりました。

今後も「みんなが健康でイキイキ」の名にふさわしい活動で、新たな会員さんの輪が広がることを楽しみにしています。

在宅総合センターらくらく
事務長 長渕 律子

いっしょに歩こう「佃地域編」(2)

佃の漁民と徳川家康

佃1丁目にある田蓑神社。その境内には家康を祀る東照宮があります。前回掲載の「佃漁民ゆかりの地」の碑も建立されており、家康と佃地域の結びつきが深いことがわかります。

田蓑神社内 家康を祀る東照宮

『西淀川区史』(発行: 西淀川区制七十周年記念事業実行委員会・1996年)などによれば、天正年間(1580年代・1586年)に家康が浜松城から上洛し、多田神社(兵庫県川西市)に参拝したことがありました。その時、家康一行が神崎川を渡ろうとしたのですが、渡船がありませんでした。そこで、家康が佃村と隣村の大和田村の漁民に漁船の提供を命令指示して川を渡ったそうです。

これがきっかけとなり以後、家康と佃漁民との交流がはじまり、家康が伏見城在城の時は、西宮や明石など西国の海上の隠密を担っていました。「大阪冬の陣・夏の陣」では軍船(武器などを運送)や魚の調達などを担い、徳川方に味方しました。

これらの功績から慶長17年【1612年・(天正18年〈1590年〉説もある)】に徳川二代将軍秀忠が江戸在城の時、安藤対馬守の命令で佃・大和田村の漁師ら34人が江戸に呼び寄せられ、安藤対馬守宅らの屋敷で暮らすことになり、白魚漁をして将軍に献上するようになりました。
その後、佃・大和田村の漁民は当初、毎年11月〜翌3月迄漁業を行い、春の農繁期に故郷(佃) に帰っていました。寛永7年(1630年)にこの生活が不便だとして、江戸鉄砲州(隅田川河口)干潟の埋め立てを願い入れ、そこに移り住みました。正保元年(1644年)この新しい島は、故郷の村名に因んで佃島と名付けられました。これが現在の東京都中央区佃島です。

漁民たちは江戸近辺の川や海で漁業し江戸城に収め、余った魚類は日本橋に店を出し、江戸の人々に売りました。後に日本橋の魚河岸へと発展します。

(つづく)

田蓑神社(その境内には東照宮があります)

川柳入門(2)川柳を沢山読んでみましょう!

あなたが日頃思っていること、感じていることを5・7・5で表現してみませんか?と先月号で書きました。

でも「何をどう書けばよいのかわかりません」という人が多いですから、手はじめに他の人が詠んだ川柳をたくさん読んでみることをお勧めします。各種新聞・雑誌には川柳が載っています。しかし全国紙に載っている川柳はかなり凝ったものが多く、時事に関する川柳も日ごろから新聞で世界の情勢を読んで理解できていなければ意味が解らないかもしれませんから、「健康の友」や「いつでも元気」など身近な新聞・雑誌に載っている川柳などから読み始めるとよいと思います。

たとえば先月の「健康の友」には、18人の方が「混乱」という兼題で各自各様の混乱を思い出すか想像して詠んだ川柳が載っています。これらを見ると長い人生で誰もが経験する事ばかりで、あなたもきっと同じようなことを経験していることと思います。

あなたが思い出した過去に混乱したことでも、あるいはあなたが想像する混乱でも、難しい言葉ではなくあなたの言葉で5・7・5で表現すればよいのです。
茂夫さんは「レジの前お金出てこず汗が出て」と詠みました。スーパーのレジで財布をかき回して小銭を探している人を時々見かけます。レジを待つ人たちの無言のプレッシャーに汗を流している光景です。

加山 勝久(健康の友川柳選者)

こんにちは北山良三です(6)

4月の選挙で、大阪府知事・大阪市長ともに「維新」、大阪府議会・大阪市議会ともに「維新」が過半数という状況になりました。これによって、IR・カジノ推進、再度の「都構想」住民投票の可能性を強めることになりました。

しかし、選挙の中でも「カジノはやめて」の声が多数を占めるという世論調査の結果がでています。また、「都構想」は選挙の争点にはいっさいなっていません。そんな中での「カジノ」「都構想」のゴリ押しは許されません。

私は、選挙の中で「維新」が出したビラを大事に持っています。そこに示された「教育無償化」などの市民にプラスになる公約を、きっちり実現するかをチェックしていく必要があると思います。

同時に、「成長」の名のもとでの大規模開発と「カジノ」推進による税金のムダづかいを止め、市民の命や健康を守り、くらしを支え、子育て・教育に力をいれ、中小業者の経営を応援し、災害対策を強めるために税金が活かされていく大阪にしていくよう、みんなで頑張っていきましょう。

これからも、一人一人を大切にして「健康友の会」の地域・草の根での活動を強めていきましょう。