まだまだ大変な状況/フードバンク・食料無料市場

冷たい雨の中350人が(西淀川)、
小規模フードバンクに130人が(淀川)参加
まだまだ、コロナの影響が色濃く!!

冷たい雨の中
西淀川で350人が参加

第7回西淀川食料無料市場(同実行委員会主催)が2022年3月19日、午後2時から御幣島地域にある、もと歌島橋バスターミナルを会場に開催されました。

途中から雨が降り、肌寒い日でしたが、350人の参加者、110人のボランティアが集まりました。

アンケートは275人から寄せられました。相談会には健康相談に4人、生活相談に3人の方が来られました。

  

淀川フードバンクに130人

また、第2回よどがわフードバンク食料たすけあい市場(同実行委員会主催)が3月27日、子ども食堂「とも淀キッチン」さんをお借りして開催されました。

今回は大規模でなく、小規模で身近なフードバンクにしようと取り組みました。会場の周辺を中心にビラを配布したり、淀協のホームページには2日くらい前に掲載したり、ハンドマイク宣伝するなどの工夫がされました。

当日は十三小学校の前にある「とも淀キッチン」の前に行列ができました。よく晴れた中で130人の来場者がありました。

  

まだまだ大変な状況

淀川フードバンクの参加者は、非正規雇用の方が85人、正規雇用の方が25人、無職で貯金を取り崩しておられる方が5人。中にはコロナ感染後、後遺症が残り傷病手当で生活されている方や、年金が受給できる年齢でパートで働いている方も11人おられました。物価が上がり、生活しにくくなっています。まだまだコロナの影響が色濃く残る参加者の状況です。

食料無料市場の常設会場(西淀川・淀川の2ケ所)にも、毎月延べ約70人の方々か来られます。
一方で、大企業は更に内部留保を増やしているという報道もあります。富める者は更に富み、格差は広がるばかりといった状況です。
この夏の参議院選挙は私たちの暮らしを守るためにも、とても大事な選挙です。ぜひ皆さん、投票に行きましょう。


ボランティアさん紹介

生の声を聞けて良かった

去年(2021年)ユーチューブを見てこの取り組みを知り、10月に西栄寺で開催されたときに、初めてボランティアで参加しました。
子育ても終わり、社会貢献しようと、これまでも障がい者施設などでボランティアをしています。阪神・淡路大震災の時にもボランティアに参加しました。

前回、この催しにボランティアで参加したときは、食品や日用品を渡すだけでしたが、今回はアンケートの聞き取りをしました。来場者のみなさんと直接話す中で、「電気やガスをあまり使わないようにしている」「相談するほどではないが、食べ盛りの子どもがいるので、食料品がもらえたら助かる」というような生の声を直接聞く事ができて良かったです。
寄付するほど豊かではありませんが、少しでも協力できればと思い、ボランティアで参加しています。

藤井さん

食料を大切にする取り組みは大事

日頃はウーバーイーツの配達をしています。この仕事がとても好きで、自分には合っていると思っています。
先日、仕事を終えて帰宅し、ポストを見ると、食料無料市場のボランティア募集のチラシが入っていて、それを見て応募しました。
仕事をしていて感じることですが、ウーバーイーツで注文を受けても、キャンセルが出ると、食料が無駄になることがあります。それを経験しているので、食料品を大切にするこの取り組みはとても大事だと思い、来てみました。

大出さん

子どもの孤立を防ぎたい

西淀川こどもネット活動紹介

西淀川こどもネット

西淀川区内でも、こども食堂や学習支援活動が、それぞれに奮闘中です。
家庭事情や友人関係で子どもが孤立することをなんとか防いでいきたいと思っています。こども食堂はコロナ禍のため、この2年間はお弁当配布が主になっていますが、本来は、子どもが抱えるしんどさに寄り添える人や場や仕組みが増えて、その心身の無事が守られることが願いです。

「NPO法人西淀川子どもセンター」は、地域の皆さんに支えられながら、今秋15周年を迎えます。夜ごはんの支援(事前登録制で、子どもも大人も200円の参加費、買い出しや調理や送迎含み、定員10名)を2013年に始めたのが、子ども食堂の草分けにもなりました。

2019年には、区内の子ども支援団体に子どもたちを一緒に見守ろうと「西淀川こどもネット」を発足し、そのロゴには子どものための「受け皿と渡し舟の役割」を引き受けたいという各団体の思いがこめられ、励まし合っています。

4月号でご紹介いただいた8団体に、外国ルーツの子どもたちを支援しているNIC(西淀川インターナショナルコミュニティ)も昨年加わり、現在は9団体が登録、行政を含む4団体が協力参加しています。

現在、西淀川区内の4中学校区それぞれ、淀中学校区には「NPO法人くるるこども食堂」「にしよど子ども食堂なもなも」「NIC」、佃中学校区には「佃こども食堂」西淀中学校区には「TOTTOひめじまこども食堂」、歌島中学校区には「こころラボ(こどもお笑い食堂・無料塾)」「ライフスペースNOZATO」「にしよど無料塾」「NPO法人西淀川子どもセンター」という配置で、こども支援拠点となっています。

ほとんどがボランティアの力で運営されており、動機も形もペースも規模も違うけれど、志を共有しあい、地域の受け皿としてありようを模索しています。
4月号の地図を参考にしていただき、ぜひ子どもへの支援に関心を持って、わたしたちの活動を見守り応援してくださるととてもありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

西川 日奈子(NPO法人 西淀川子どもセンター理事)

「禁煙」標語大募集

2022年の世界禁煙デーのグローバルテーマは「たばこ:環境への脅威」です。日本でも禁煙や受動喫煙防止に関する啓発活動が行われており、法人でもタバコの害と禁煙の大切さを伝えていく予定です。

そこで「禁煙標語」を大募集!お一人3作品まで。(西淀病院が作成するポスターに掲載させていただきます)


応募期間: 2022年5月25日(水)まで
応募資格:友の会会員、会員家族
最優秀賞:1点(図書券1000円)
優 秀 賞:[ 小学生、中学生、高校生、成人]各1点(図書券1000円)
応募方法:
①郵送
②QRコードいずれかでお願いします。

応募サイトへ

〒555-0024
大阪市西淀川区野里3-5-22
西淀病院組織課(健康友の会)宛