健診で、生活応援キャンペーン

自分は健康だから大丈夫?
家族のため・自分のために
年に1回は健診を

2023年4月より『健診で生活応援キャンペーン』を行っております。
内容は、特定健診・胃・肺・大腸の健診を受けて頂いた方にスーパーの商品券3000円分をお渡しする(対象者条件あり)というものです。2022年11月より同キャンペーンを行いましたが多くの方に受診して頂き、健診を受けるきっかけになったとのお声を頂いております。

2人に1人はかかると言われているがんも、早期では無症状である事がほとんどです。
なかなか忙しく受ける時間がない方や、自分は健康だから大丈夫と思っている方も家族の為・自分の為に年に1回は健診を受けていただきたいです。
健診を受けて「今年も異常なしで良かったね」と安心して頂きたいし、異常があり病気が見つかったとしても「早期発見・早期治療できて良かったね」と思って頂きたいです。

仕事も遊びも健康な体があっての事です。大切な方の健康確認のためご家族・お友達にもお声がけ頂き、ご受診ください。お待ちしております。

西淀病院 健診課

健診で生活応援キャンペーン

キャンペーンのチラシ(PDF)

新しい種目も取り入れ工夫【柏花支部】

棒・手ぬぐい体操、モルック…
新しい種目も取り入れ工夫

柏花支部は、西淀川区柏里、花川地域の900世帯の会員を擁する支部です。
活動拠点は、西淀川・淀川健康友の会本部事務局のある柏花センター(旧柏花診療所)です。1階フロアは、事務局とフリースペース、院所便待合があり、2階フロアは、会議室兼多目的室があります。JR塚本駅近くに立地していることもあり、塚本支部とも協力しながら活動を進めています。

2022年5月より百歳体操を再開。感染対策をしながら、少人数・短時間・複数回と開催方法を工夫し、参加者みんなで協力し合い活動を継続してきました。活動再開後、「コロナ禍で運動不足になったので参加したい」など新たな仲間を迎えて取り組んでいます。しかしながら、コロナ禍での活動休止の2年半で参加できなくなった方やお亡くなりになった方もありました。参加者からは、「仲間とのつながりや健康づくりを日々継続することの大切さを感じた」との声が寄せられ大変喜ばれています。棒・手ぬぐい体操など新しい種目も取り入れ工夫して行っています。

昨年からは、淀協HPH委員会と取り組む「オンラインわくわく健康体操」にも毎月参加しています。また、今年は「モルック」を楽しもうと、体験会を経て4月より毎週月曜日定例で「モルック班会」を開始しています。毎回白熱して参加者を増やしながら取り組みを進めています。
この他、柏花センターでの常設フードバンクは終了しましたが、塚本支部と協力して2022年8月より3カ月に一度の「柏花・塚本フードバンク」を開催しています。

今年度は、地域のみんなが元気になれる取り組みをさらに進め、地域の人々との結びつきを広く強くつくっていきたいと思います。

* モルックとは…フィンランドの伝統的なゲームを元に、老若男女が楽しめるものとして考えられたアウトドスポーツです。『モルック』と呼ばれる木の棒を投げて、『スキットル』と呼ばれる数字が書かれた木の棒を倒して点を取っていくゲームです。

淀協地域活動部
竹内 洋藏

いっしょに歩こう「佃地域編」(3)

佃村・大和田村の漁業

前回「佃の漁民と徳川家康」について掲載しました。佃村は、大和田村とともに江戸時代には漁業が盛んな地域でした。エブナ(ボラの幼魚)はその味が特に優れていたので、多くの寿司に使われていたようです。また、シラウオやイカナゴなどがよくとれたそうです。

神崎川 佃防災船着場佃村・大和田村の漁民は、徳川家康との特別な縁故から慶長十八年(1613年)に江戸(現在の東京)の浅草川と稲毛川の禁止区域を除く、全国のどこの川や海でも漁業する特権を得ていました。江戸時代、佃村・大和田村は、西成郡に属して・大野村(現西淀川区)・野田村(現福島区)・九條村(現西区)・難波村(現中央区)の5漁村の組合には属さず、漁にかかる税も払わなくてよいとされていました(運上銀の免除)。

このことから漁民たちは佃近海の河川にとどまらず、明石や瀬戸内海、土佐湾にまで出かけて漁をしていました。近隣では、尼崎・西宮・堺など他地域との漁業上の紛争もたびたび起りましたが、この特権は、幕末まで効力を発揮し、有利に裁かれたようです。これにより佃村は、一時期、佃千軒と言われるほどの大集落となり繁栄しました。

佃の漁民が現在の私たちに残してくれた食べ物で最も身近なものは、何といっても佃煮です。佃煮は、魚や昆布を醤油と砂糖で煮しめた食べ物です。佃の漁民が工夫を重ねて作り出したものです。そんな歴史を感じながら、今夜のお食事に味わってはいかがでしょうか。

神崎川 佃防災船着場

 

川柳入門(3)川柳のネタはあなたの周りにあります

新聞や雑誌の川柳を声を出して読んで見ると、「これなら私も作れそうだ」「私ならこんな風に詠むのに」と思うかもしれませんね。最初に取り組む川柳は、そのようにわかりやすい川柳でいいのです。

たとえば、今月号の川柳の兼題は「今さら』です。千舟の敬子さんは「今さらと言えどしている白髪染め」と詠みました。年も年だから白髪が増えるのは当たり前、何を今さら白髪染めをするの?と強がりつつも、やっぱりちょっとは美しくなりたいという願いも捨てきれず、白髪染めをしていると詠っています。

相手の立場や気持ちを思いやり、配慮する考えが浸透している日本では、ストレートに本音で話すことを避ける傾向にあります。佃のカズエさんは「家出して今さら帰る勇気ない」と、帰りたいのにそういえないことを詠っています。こんな心の葛藤は日常茶飯事ですので、川柳のネタになりやすいです。

豊中市の英夫さんは「『好きでした』今さら言うな孫笑う」と詠い、欧米人なら「愛しているよ」と気軽に言い合うのに、日本人は好きでもストレートに言わず、そんなことはわかっているだろう、孫が聞いたら笑う、と詠っています。

川柳のネタはあなたの周りに一杯転がっています。ぜひ、この新聞の川柳欄にある「兼題」を見て投句してください。

加山 勝久(健康の友川柳選者)

こんにちは北山良三です(7)

カジノは止められる

知事・市長選挙などが終わった直後の4月14日、政府は、1000点満点中657.9点(600点以上で認定)の評価で「7つの条件」をつけて「大阪でのIR・カジノの認定」を発表しました。これを受けて、「もうカジノは止められない」と思う方もおられると思いますが、決してそうではありません。

「7つの条件」をつけたことが重要です。その内容と審査報告書を読めば、大阪の「IR・カジノ計画」は問題点だらけであることがわかります。たとえば、「入場者数や収益額などの根拠が不明瞭で過大」「地盤沈下対策や液状化対策・土壌汚染対策などが不十分」「自然災害対策も不十分」「建物のデザイン・早期発見介入・電子ゲーム機対策などでギャンブル依存症対策が不十分」などが指摘されています。これでよく認定したなと思えるものです。

また、「7つの条件」の中には「地域との十分な双方向の対話の場を設け、地域との良好な関係構築に継続的に努めること」とあります。ここに「カジノを止める」大きな可能性があります。前述の指摘内容などを地域住民にしっかり知らせ世論を大きくつくりあげること。それを背景に「双方向の対話」で大阪府・市や事業者に「カジノ撤退」を求め、国に「認定取消」を求めていくことなどで「カジノを止める」展望がみえてきます。
さらには、カジノ用地をめぐる「不正」が、今係争中の裁判で明確に判定されれば「認定は取り消される」ことになります。それは国土交通省が明言しています。

以上のことをふまえ、学習と宣伝を強め、府・市や国への署名と協議・交渉を強化し、カジノ事業者や融資予定の銀行などへの働きかけと「カジノ裁判」への支援にしっかり取り組むことなどによって、「カジノ中止」の可能性は大きくひろがります。みんなでがんばりましょう。