西淀川こどもネット 活動紹介 淀中学校区

2022年度現在の「西淀川こどもネット」(地域の子どものための受け皿と渡し舟的役割を目指す)の登録団体を中学校区ごとに紹介させて頂きます。

西淀川こどもネット・地図

この2年間のコロナ禍で、「こども食堂」はお弁当や食料物資配布活動に奔走し、学習支援も感染状況によって中断のくり返しを余儀なくされています。しかし、それぞれの親や子どもに物資を手渡す場面などでの会話や様子などから、私たちなりに気づくこともあり、今後のありようを模索しています。

淀中学校区地域

「にしよどこども食堂くるる」は、2016年に大西夫妻(福祉関係職員)が発足し、事務所は出来島。出来島会館で月2回の子ども食堂(現在は「おにぎりプロジェクト」)、くるる事務所で週1回の学習支援「くるる教室」、今年度から出来島小学校の家庭科室で「くるる☆ キッチン」、他にも他団体と共催イベントや区外の「NPO法人子ども居場所サポート」の運営にも精力的に関わっています。寄贈物資配布時などのリーダーシップとサポートのおかげで、各団体間のやりとりの友好を深めあえています。

にしよどこども食堂くるる

「にしよどこども食堂なもなも」は、2020年に大和田5丁目の善念寺で、八木さん(元学童指導員) が発足し、月1回こども食堂(現在はお弁当配布など)や学習支援「なもなも勉強会」「なもなもクッキング」等、地域の子どもたちとの関わりを拡げています。

にしよどこども食堂なもなも

「NIC(西淀川インターナショナルコミュニティ)」は、2021年度からこどもネットに登録。2015年にNPO法人多文化共生センター大阪の支援を得て発足、外国にルーツをもつ子どもへ育成支援をしています。毎週月曜日に阪神なんば線出来島駅近くの「ゆうせいホール」で生活相談会(15~16時)、子どもの学習支援教室(16~19時)を開催。担当は坪内さん。

NIC(西淀川インターナショナルコミュニティ)

問い合わせは各団体まで。

NPO法人 西淀川子どもセンター 西川 理事

いっしょに歩こう 福町編

今回は、桜咲く春の福町を訪れ、漁業の歴史探訪をしてみました。福町(旧福村)の地名の由来は、不詳ですが、『西淀川区史』(発行:西淀川区制七十周年記念事業実行委員会)などによれば、1644年(正保元年)に大野村の樋口忠兵衛によって新田開発されできた地域です。

新田開発とは、普通なら田んぼにできない土地を開拓して新たな田んぼを作ることです。江戸時代に入ってから領地の石高(土地の生産性)を上げるためおこなわれました。福は、新田開発の中でも町人請負新田といって江戸時代に裕福な町人が開発を請け負った新田地域です。しかし、水深が深いために埋め立ては困難を極めました。

このことから福村は、農村というよりは漁村として発展していきました。明治の頃には約200軒(村の戸数の約半分)が漁業を営み、ハマグリ、アサリ、サルボウ貝などの貝類の採取が有名で「貝の福」として名が知れ渡っていました。大正末期から昭和初期にかけて漁業は最盛期を迎え、「福村の道路は、貝殻でできている」とも言われました。ウナギ漁も盛んで専門の漁師がいたほどでした。

福住吉神社

福駅から桜満開の大野川緑陰道路を歩いて「福住吉神社」を訪ねました。福住吉神社は、福村の開発後、漁業従事者が増えたことから豊漁と航海安全を祈って1656年(明暦2年)に神崎川の川床に宮地(☆1)を築いて、住吉四柱大神(表筒男命、中筒男命、底筒男命、神功皇后)を勧請(☆2)しました。かつては、毎年8月17日に豊漁を祈願する「海神祭」も行われていたそうです。訪問した日、神社内は桜満開でした。

福の船溜まり

さらに大野川緑陰道路を歩き向かったのは、淀川対岸の此花区伝法とともに、大阪市内に残る数少ない漁港の一つである「福の船溜まり(福漁港)」を訪ねました。

現在も漁船が停泊しており、漁業最盛期の頃の漁船の往来の様子のなごりを残していました。また、淀川と接しており大阪市街地のビル群や大阪湾岸も望むことができます。

近くには、「新淀川公園」(百島1丁目)もあり桜が咲き誇るスポットとなっていました。ここでちょっと一息いれてみるのもいいものです。漁業が盛んだった福ですが、新淀川開削の影響や付近の工業地帯化により衰退していきました。

地域の方で当時のことをお知りの方は、ぜひ、編集委員会までご連絡ください。よろしくお願いいたします。


福住吉神社


福の船溜まり

第3回よどがわフードバンク・食料たすけあい市場

第3回よどがわフードバンク・食料たすけあい市場

よどがわフードバンク・食料たすけあい市場(PDF)

日 時:6月4日(土)午後2時~4時
(品物がなくなり次第、終了します。)

場 所:
新北野こども食堂 インマヌエル大阪教会 RUTC文化センター
(大阪市淀川区新北野2-9-7)
※駐車場はありません。

生活のことなど
お困りごとがあれば、当日お声かけください。

よどがわフードバンク寄付のお願い

食料たすけあい市場・フードバンクは、これからも定期的に開催したいと考えています。しかし、運営資金や物資には限りがあります。そこで、皆様から寄付をお待ちしております。継続的な開催のためにも是非ご協力のほど、お願いします。

フードバンク寄付のお願い・常設会場(PDF)

保存可能な食品等の寄付をお願いします。
是非、ご協力を!

【寄付の受付】

最寄りの実行委員会参加団体までお届けください。

淀川区フードバンク実行委員会
06-6472-6453淀川民商内)・06-6476-4511(淀川勤労者厚生協会内)