こんにちは北山良三です(2)

カジノより いのち・くらし

今回はギャンブル依存症などの問題が心配される「カジノ問題」についてお聞きします。(健康友の会柏花センター〈柏花茶屋〉にて)

今 村
私はまず「カジノより命が先でしょ」と言いたいです。

北 山
先月号でもお話しましたが、大阪で新型コロナで亡くなった人は全国最大、6500人を超えました。大阪府では、コロナ感染が広がった2年間で336床もの急性期病床を削減しました。61カ所あった保健所も18カ所に減らしたままで体制を拡充しようとしません。
やるべきことは山ほどあるのにコロナ対策のお金を削ってカジノづくりに熱中しています。今大阪でやるべきは、府民の命最優先の立場で、新型コロナ対策と保健医療体制を抜本的に強化することです。

今 村
「私は行かないから関係ない」という人もいらっしゃいますが?

北 山
カジノづくりには何千億円もの膨大な税金が使われます。環境汚染物質や、液状化対策などの土壌改良に大阪市が790億円も負担すると決定しています。それに加えて地盤沈下対策や鉄道・高速道路建設、巨大な上下水道施設などの基盤整備など、莫大な税金が無駄づかいされます。

今 村
先日フードバンクのボランティアをしました。利用者アンケートの「困っていること」の回答で「お金のこと」「食べること」と書いていらっしゃる方がたくさんありました。「年金や収入は少なくなり、物価高で苦しい」そんな中で市民のお金を使ってカジノを作るなんて本当におかしいですね。

北 山
こんな無駄づかいをやめて市民のために税金をつかえば、私たちのくらし・子育て・災害対策・中小事業支援などを前進させることができます。

今 村
現在、カジノ反対の署名運動が取り組まれていますが、今年春に取り組んだ「住民投票を求める署名」とはどう違うのですか?

北 山
「カジノをつくるというのなら住民投票で決めてください」というのが春の署名で、21 万人分も集まり、府議会にかけられました。ところが府議会ではこの声を握りつぶしてしまいました。
しかし、これでカジノが決まったわけではありません。カジノを設置するには国の審査と認可が必要で、今からでも止められます。現在進めている「大阪のカジノ(賭博場)誘致計画を認可しないよう求める署名」は国に対して認可しないように求める署名です。たくさん集めて「カジノをなんとしても止めよう」の声を国に届けることが今、本当に大事です。

今 村
署名をたくさん集めてカジノをストップさせたいですね。本日はありがとうございました。


聞き手:今 村

こんにちは北山良三です(1)

今 村
淀川勤労者厚生協会地域活動部新人の今村です。よろしくお願いします。「健康の友」10月号から連載で「こんにちは北山良三です」が始まります。今回はインタビュー形式で新型コロナの事についてお聞きしたいと思います。
北 山
よろしくお願いします。
今 村
早速ですが、北山さんが最近コロナに感染されたそうですね。
北 山
そうなんですよ。マスクを2重にするなど気を付けていたのですが感染してしまいました。治癒した後も咳の症状が残りました。あの時はとても不安でした。保健所への連絡もなかなかつながらず、ナビダイヤルもとても大変でした。家族に感染させないためにもホテル療養を希望しましたがそれもかないませんでした。
今 村
今、大阪のコロナ新規感染拡大は落ち着いてきているように見えますが、死者数は多いようですね。
北 山
大阪の死者は東京より多く全国最多の状況です。それは大阪が、急性期のベッドを大幅に減らし保健所の体制も不十分なままで、入院できない人が増えて高齢者施設などで感染が広がったためです。松井市長は「大阪府との二重行政になる」と言って大阪市独自の対策にまともにとりくんでいません。2021年度予算で組んでいたコロナ対策事業費を374億円も使わずに余らせ、国から交付されたコロナ対策のお金も145億円も余らせているんですよ。
今 村
これまでに6千人以上の方が亡くなっているのに病院のベッドを減らし、保健所の体制を拡充しないなんて信じられない!
北 山
そうですね。医療体制、保健所の体制強化など、お金は必要な所にきちんと使ってもらうことです。
今 村
本当にそうですね。ありがとうございました。

次回は、カジノ問題をとりあげたいと思います。

今回のこのコーナーへの感想や質問のお便りをお待ちしております。