紙の健康保険証はどうなる?

期限切れ前に「資格確認書」が届き
今までどおり受診できます!

紙の健康保険証の有効期限について、75歳以上の方の後期高齢者医療保険証は、すでに今年7月末で期限が切れています。大阪市民の国民健康保険証は、10月末で期限が切れました(他市では7月末期限切れの場合も)。

また、勤務先で加入している健康保険証(被用者健康保険証・家族含む)は、12月1日で期限が切れます。大丈夫だろうかの声が聞こえてきます。

まったく心配はいりません。後期高齢者には、マイナンバーカード保険証のあるなしにかかわらず全員に「資格確認書」が届けられます。
マイナ保険証をもたない国民健康保険証の方には、10月末までに「資格確認書」が申請なしで送付されます。届いているかどうかを確認してください。もし届いていなければ、区役所の窓口に問い合わせてみてください。勤務先加入の「被用者健康保険証」の方は、11月末までに勤務先を通じて「資格確認書」が届けられます。

いずれの「資格確認書」も「健康保険証」と同じものとして扱われますので、まったく今までどおりです。もし、紙の健康保険証の期限が切れている場合でも、その健康保険証で来年3月末まで受診できます。わからないことがあれば、健康友の会事務局までご連絡ください。

会長 北山 良三

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

昨年は「裏金問題」で大きく揺れました。石破政権にかわり、総選挙では政権与党が過半数割れ。私たちの要求実現の条件がひろがりました。「物価を下げ賃金・年金を上げて」「紙の健康保険証を残して」など、みんなで政治を動かしましょう。

アメリカでは大統領選でトランプ氏が勝利。日本のいっそうの軍事大国化を懸念します。他方、「核兵器をなくせ」とがんばってきた被団協がノーベル平和賞を受賞。平和にむけての重要な前進です。

夢洲での万博・カジノのゴリ押しが進んでいます。夢洲は危険な場所です。昨年3月にはメタンガスによる爆発事故が発生。台風・地震や津波などを考えれば、多数の人を集めるにはふさわしくない場所。「万博・カジノは中止」「市民の命と暮らし・子育てや教育・中小事業者支援・災害対策などにこそ税金を活かして」の声をあげ続けましょう。

一人一人の健康増進と、安心して豊かに暮らせる街づくりにむけ、今年もみんなでがんばりましょう。

会長 北山良三

こんにちは北山良三です(7)

カジノは止められる

知事・市長選挙などが終わった直後の4月14日、政府は、1000点満点中657.9点(600点以上で認定)の評価で「7つの条件」をつけて「大阪でのIR・カジノの認定」を発表しました。これを受けて、「もうカジノは止められない」と思う方もおられると思いますが、決してそうではありません。

「7つの条件」をつけたことが重要です。その内容と審査報告書を読めば、大阪の「IR・カジノ計画」は問題点だらけであることがわかります。たとえば、「入場者数や収益額などの根拠が不明瞭で過大」「地盤沈下対策や液状化対策・土壌汚染対策などが不十分」「自然災害対策も不十分」「建物のデザイン・早期発見介入・電子ゲーム機対策などでギャンブル依存症対策が不十分」などが指摘されています。これでよく認定したなと思えるものです。

また、「7つの条件」の中には「地域との十分な双方向の対話の場を設け、地域との良好な関係構築に継続的に努めること」とあります。ここに「カジノを止める」大きな可能性があります。前述の指摘内容などを地域住民にしっかり知らせ世論を大きくつくりあげること。それを背景に「双方向の対話」で大阪府・市や事業者に「カジノ撤退」を求め、国に「認定取消」を求めていくことなどで「カジノを止める」展望がみえてきます。
さらには、カジノ用地をめぐる「不正」が、今係争中の裁判で明確に判定されれば「認定は取り消される」ことになります。それは国土交通省が明言しています。

以上のことをふまえ、学習と宣伝を強め、府・市や国への署名と協議・交渉を強化し、カジノ事業者や融資予定の銀行などへの働きかけと「カジノ裁判」への支援にしっかり取り組むことなどによって、「カジノ中止」の可能性は大きくひろがります。みんなでがんばりましょう。

こんにちは北山良三です(6)

4月の選挙で、大阪府知事・大阪市長ともに「維新」、大阪府議会・大阪市議会ともに「維新」が過半数という状況になりました。これによって、IR・カジノ推進、再度の「都構想」住民投票の可能性を強めることになりました。

しかし、選挙の中でも「カジノはやめて」の声が多数を占めるという世論調査の結果がでています。また、「都構想」は選挙の争点にはいっさいなっていません。そんな中での「カジノ」「都構想」のゴリ押しは許されません。

私は、選挙の中で「維新」が出したビラを大事に持っています。そこに示された「教育無償化」などの市民にプラスになる公約を、きっちり実現するかをチェックしていく必要があると思います。

同時に、「成長」の名のもとでの大規模開発と「カジノ」推進による税金のムダづかいを止め、市民の命や健康を守り、くらしを支え、子育て・教育に力をいれ、中小業者の経営を応援し、災害対策を強めるために税金が活かされていく大阪にしていくよう、みんなで頑張っていきましょう。

これからも、一人一人を大切にして「健康友の会」の地域・草の根での活動を強めていきましょう。

こんにちは北山良三です(4)

私が社会に関心をもつようになったきっかけはベトナム戦争でした。高校2年生のとき、「アサヒグラフ」という写真雑誌で報道された、米軍による「ソンミ村虐殺事件」に衝撃を受けました。人を殺せば「殺人」として重罪となるのに戦争では人を多く殺すほど英雄としてほめられる。戦争は人間の価値観を逆転させてしまう。絶対に戦争はダメ。そんな思いから、命や暮らしを支え、人間らしく生きていくことを保障する福祉の道を選び、日本福祉大学へ。卒業後西淀病院に就職、医療ケースワーカーに。その後医療を通じて様々な矛盾を感じながら西淀病院事務長として事業経営にもたずさわりました。

医師で議員になられたくつぬぎタケ子さんや林喜彦さんなどの先輩方にも学び、ゆがんだ社会や政治にメスを入れる道として議員選挙に出ることになり、1998年の補欠選挙で大阪市会議員になりました。
その後4期13年、ダイオキシン対策の抜本的強化、国保改善など多くの問題に取り組んできました。4期目の4年間は橋下徹市長(当時)と真正面から論戦を行い、「市長、白旗を上げてたね」と他会派議員も言う状況に追い込むこともありました。

2015年4月に議員バッジをはずして8年。2018年から西淀川・淀川健康友の会会長となり、健康友の会の活動とともに様々な相談活動にも取り組んできました。この間、新型コロナ感染症が広がる中、区民の声をお聞きしながら繰り返し区役所に申し入れを行い、身近な場所でのワクチン接種会場開設実現などにも尽力してきました。
ひとりひとりの健康を守り、街全体が健康になるよう、健康友の会とともにこれからもがんばります。