西淀川こどもネット活動紹介
西淀川区内でも、こども食堂や学習支援活動が、それぞれに奮闘中です。
家庭事情や友人関係で子どもが孤立することをなんとか防いでいきたいと思っています。こども食堂はコロナ禍のため、この2年間はお弁当配布が主になっていますが、本来は、子どもが抱えるしんどさに寄り添える人や場や仕組みが増えて、その心身の無事が守られることが願いです。
「NPO法人西淀川子どもセンター」は、地域の皆さんに支えられながら、今秋15周年を迎えます。夜ごはんの支援(事前登録制で、子どもも大人も200円の参加費、買い出しや調理や送迎含み、定員10名)を2013年に始めたのが、子ども食堂の草分けにもなりました。
2019年には、区内の子ども支援団体に子どもたちを一緒に見守ろうと「西淀川こどもネット」を発足し、そのロゴには子どものための「受け皿と渡し舟の役割」を引き受けたいという各団体の思いがこめられ、励まし合っています。
4月号でご紹介いただいた8団体に、外国ルーツの子どもたちを支援しているNIC(西淀川インターナショナルコミュニティ)も昨年加わり、現在は9団体が登録、行政を含む4団体が協力参加しています。
現在、西淀川区内の4中学校区それぞれ、淀中学校区には「NPO法人くるるこども食堂」「にしよど子ども食堂なもなも」「NIC」、佃中学校区には「佃こども食堂」西淀中学校区には「TOTTOひめじまこども食堂」、歌島中学校区には「こころラボ(こどもお笑い食堂・無料塾)」「ライフスペースNOZATO」「にしよど無料塾」「NPO法人西淀川子どもセンター」という配置で、こども支援拠点となっています。
ほとんどがボランティアの力で運営されており、動機も形もペースも規模も違うけれど、志を共有しあい、地域の受け皿としてありようを模索しています。
4月号の地図を参考にしていただき、ぜひ子どもへの支援に関心を持って、わたしたちの活動を見守り応援してくださるととてもありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
西川 日奈子(NPO法人 西淀川子どもセンター理事)