「柏花シネマ茶屋」柏花・塚本支部

第8回 サークル・とりくみ紹介
柏花・塚本支部 「柏花シネマ茶屋」

「集って・笑顔で 素敵なひととき」

ガラガラガラ「こんにちは〜」ドアが開き、元気よく地域の皆さんが柏花センター(旧柏花診療所)に集まってきます。

毎月第1土曜日(変更の場合あり)の午後1時よりシネマがはじまります。早く来られる方は、会場設営も一緒に。ホームシアターで鑑賞できますので、臨場感が味わえ、シネマの内容によっては、涙あり、笑いあり、驚いたり。

シネマ終了後は、希望者が残って喫茶タイム。コーヒーは本格ドリップ式。「グルグル」とかき混ぜながらお湯を注ぎ、「ポタポタ」とコーヒーの雫がポットに落ちていくと、部屋中淹れたての香りが充満。

「まあ、なんといい香り」コーヒー(苦手な場合は、茶)に茶菓子、そして何といっても「おしゃべり」。笑い声が絶えません。準備や片付けも参加者皆さんで協力し合っています。シネマの参加費は無料、喫茶は200円です。シネマ作品募集中。

楽しいひとときを「柏花シネマ茶屋」で過ごしませんか。

認知症になっても(4)

アルツハイマー型認知症

前回は、認知症症状チェックについて書きました。地域で認知症の学習会をさせて頂くと、「認知症チェック」と「認知症予防」については毎回盛り上がります。

これは予防をすることで安心感が増し、不安やストレスが軽減されること、健康管理をすることで自己効力感(自分が有能であると感じる感覚)が高まり、自己肯定感、自尊心の向上に繋がるそうです。

今回は、アルツハイマー型認知症について書かせていただきます。
認知症の中でも7割程度を占めるのが、アルツハイマー型認知症です。アルツハイマー型認知症の原因については、まだハッキリ解明されていないのですが、生活スタイルの変化や環境的要因からだと言われています。
例えば、今まで日課として行っていたことを急に止めることで症状がでたり、喫煙や過度な飲酒、長年にわたる高血圧等もリスク要因と言われています。

主な症状としては、直近の物忘れ(記憶障害)や人の認識、時間や日付感覚、季節感がなくなる(見当識障害)といわれています。「卵を買ったことを忘れて何回も卵を買ってしまう」「夏なのにコートを着ている」等がこれに当てはまります。
こういった症状は生活のしづらさに直結してしまうので、日常生活困難と総称して言われることもあります。進行を穏やかにする薬等がありますが、残念ながら完全に症状を改善する薬はありません。

私たちが介護職として実践していることの一つに、「相手を否定しない」ことがあります。認知症を患っていても、普段通り生活をされています。それを第三者に否定されると、腹も立ちますし、反論もします。生活のずれが認知症を患う方の生活のしづらさになっているのです。その人が、その人らしく暮らせるお手伝い、それが私たち介護職にとっては一番の薬だと考えています。

とは言っても、実際に家で介護をされている方からの「24時間みているのにそんなことできない」との意見もごもっともだと思います。

次回の記事では、どう対応すればいいのかを書かせて頂こうと思います。

介護老人保健施設 よどの里 江﨑

核のない世界へ 平和な世界へ

核兵器禁止条約発効を記念して取り組んでいる風船メッセージ行動 本年も開催 (写真は2024年)

皆さんにとって、昨年2024年はどんな年だったでしょうか。
世界では、各地で戦争が終わらない。フェイクで選挙が左右される。失望感が強い毎日です。

日本被団協がノーベル平和賞

一方で、日本被団協がノーベル平和賞。
日本被団協は、47都道府県のそれぞれにある被爆者(広島・長崎で原爆の被害を受けた被害者の生存者)の団体の協議会で、被爆者の唯一の全国組織です。

私は、2007年より、原爆症裁判(NHK朝ドラの「虎に翼」でとりあげられた原爆裁判ではなく、現在の原爆症認定制度の不認定処分の取り消しを求めた集団訴訟)に関係するようになって、生の被爆者の体験を色々聞きました。戦後の被爆者は、沈黙を強いられ、日本政府からも見放され、孤独と病苦と生活苦、偏見と差別に耐え続けました。
被団協として取り組んできた世界での被爆証言が、国連での核兵器禁止条約採択(2017年)に寄与しました。

淀協では2人の被爆医師が活動

淀協の歴史では、2人の被爆医師の存在が光っています。
一人は此花診療所の元所長の小林栄一先生。
長崎医専で直接被曝されています。此花博愛会編纂の「被爆者医療ひとすじに」に詳しく記載されています。のべ5000人の被爆者を診察されました。TVでもドキュメンタリーが放送されました。

もう一人が、田尻俊一郎先生で、8月9日は、体調が悪く、長崎医専は休まれ、郷里にいて、直接被爆はされていませんが、原爆のことを聞かれ、長崎に戻り入市被曝。自分だけ助かった。この思いが田尻先生の過労死などの社会活動の原点かと思います。

また、西淀病院の名誉院長の林喜彦先生は、大阪平和委員会会長をされ、その流れで、西淀川平和委員会が現在も活動しています。戦争あかん実行委員会の一員として、毎月19日のデモに取り組んでいます。隣の韓国の市民運動まではいきませんが継続してやっています。

軍事オタクの石破さんが、トランプ言いなりに軍拡を進めそうな日本。台湾有事という嘘に騙されず、政府に対して、自らの生活を守るため、平和を守るため、声を大きく上げていきましょう。

西淀川平和委員会会長
姫島診療所所長 穐久英明

マイナ保険証がなくても大丈夫!

マイナ保険証がなくても大丈夫!
安心して受診してください!

(公財)淀川勤労者厚生協会の事業所では、希望される方にはマイナ保険証の利用もできますが、2024年12月2日以降も今まで通り従来の保険証は使用できます。また、その後は「資格確認書」が発行されます。安心して受診してください。

※「資格確認書」は、医療機関や薬局を受診する際に提示することで、保険診療を受けることができる書類です。

◇ 国民健康保険の場合

新しい保険証が本年10月に発行されます。(期限2025年10月31日)それ以降もマイナ保険証の手続きをしていない人には、自動的に資格確認書が発行されます。

◇ 後期高齢者の場合

現在発行されている保険証の期限は、2025年7月31日までとなっています。それ以降もマイナ保険証の手続きをしていない人には、自動的に資格確認書が発行されます。

◇ その他の保険者

今後1年間、現在の保険証が使用できます。マイナ保険証の手続きをしていない人には、自動的に資格確認書が発行されます。(保険者によって対応が異なることも考えられますのでご確認ください)

今までどおり保険証で受診できます(PDF)|民医連

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健康保険証をなくさないで!