地域で学ぶ新入職員研修‐つながりできて元気になれる‐

淀川勤労者厚生協会・大阪ファルマプランは、今年度30人の新入職員を迎えました。
新入職員のみなさんは4つの班に分かれ、6カ月間をかけて「患者さん・地域の人々の『健康』に対する病院や地域の役割を大切にする姿勢」「医師・看護師・薬剤師・介護職・事務など多くの職種が連携して問題を解決する姿勢」を学んでいます。

 研修プログラムの中で「喫煙防止教室(小学校)」や健康友の会の支部活動(班会やスクエアステップ、モルックなど)にも参加します。
研修4回目の9月27日には、これまでの活動を班ごとにまとめ、スライドを作成しての発表会。世話人の方にも出席と発言をいただき、学びをより深くすることができました。

新入職員からは「健康友の会の取組に参加することで、人と人とのつながりができて元気になれる」「健康友の会の活動があることで、自分の居場所ができて安心感が得られる」「淀協の事業所と一緒に健康づくりに取り組んでいる」「生活と労働の場から病気・患者さんを捉える」「患者さんとの距離が近い」「健康友の会の世話人さんが、自分たちの研修のためにみなさんで工夫して準備をしてくださったことに感激」などの感想や学びが発表されました。

発表会に参加された健康友の会の世話人さんからは「若い職員が支部の活動の場に来てくれて私たちが元気をもらった」「地域で開く班会や学習会に、専門家としてどんどん来てほしい」「これからもさらに地域を知ってほしい。退院する患者さんの背景・今後の生活や療養を思いやることが大事、一人暮らしの患者さんなどを健康友の会の支部に紹介してほしい。健康友の会は、医療と地域の橋渡しの場」などの意見が出されました。

この後、研修の最終回は各職場での発表です。今まで学んだ事を職場会議で発表して、先輩方と共有し一緒に成長できる職場づくりにつなげていきます。

いっしょに歩こう「淀川・三国編」

今回は、淀川・三国を紹介します。

西三国/東三国/三国本町の地名由来

昔の大字蒲田の西部に「三国島」という小字地名がありました。蒲田は、もとこの辺りに蒲のはえた水田が多かったために由来します(一説には大願寺の所在地鎌田が変じて蒲田となったともいわれています)。1925年(大正14年)大阪市に編入後、阪急電車宝塚線の最寄り駅である当地を「三国駅」と定めたことに影響し、当駅に近い関係で当時の市会で蒲田町を「三国町」と修正したことに由来します。

また、三国本町も同様に三国駅に近い商工の町として「本町」の付称を用いたことに由来します。三国は、桓武天皇が長岡京造営の際に開削した神崎川を「三国川」と呼称したことに基づいています。

三国の渡し跡

三国の渡し

西三国に「三国橋」という橋があります。この三国橋が架かる以前に当地には、「三国の渡し」がありました。当地は、大坂(大阪)から前回掲載した「十三の渡し」を通り、池田・能勢方面へ通じる「能勢街道」と呼ばれる古い街道筋にあります。

ここに古い渡しが存在した記録として、室町時代に編纂された古典歴史文学で南北朝時代を描いた「太平記」巻38に「三国の渡し」が登場します。1362年(正平17年)に楠木・和田軍が摂津の国の守護の本拠を攻めようとした際、箕浦・佐々木軍(守護方)との争いの記事があります。
また、江戸期の渡しは能勢・池田地方の特産品が集められ、大坂市中へ荷を積みだす港として重要な地でした。

当時の江戸期の様子は、上方落語の有名な演目「池田の猪買い」にも「十三の渡し」とともに登場します。大坂から池田までは、北へ40キロの場所ですから徒歩で行っていた当時は、まさに遠出の旅行だったんだなと演目を聴いて感じます。

1873年(明治6年)の三国橋が、明治以降に神崎川に架橋された最初の橋で、その後、しばしば架け替えられます。1939年(昭和14年)に川の改修に伴い大規模な補修が行われました。1960年(昭和35年)鋼製の橋になり、その後、自動車交通の増加に伴い歩道橋が増設され現在に至ります。

現在の三国橋

※字:町や村の中の一区画(集落)
※大願寺:現在の東三国1丁目4番街区にある寺院
参考:「東淀川区史」(東淀川区史編集委員会発行)、大阪市公式ホームページ

みてアート2023 ~にしよどがアートのまちになる日~

にしよどがアートのまちになる日
☆彡
かつて大気汚染などが深刻化し「公害のまち」とも呼ばれた西淀川区で、
アートをきっかけにみんなで交流するイベントです。

みてアート2023
日程
11/4(土)11:00-16:00
11/5(日)11:00-15:00
※先行展示あり

みてアート公式ホームページ

(総合案内)
もと御幣島バスターミナル

アート展示、ワークショップなど、イベントが同時開催。
店舗、事務所などをまわって、アートを体感しよう。
シールラリーもあります。

パンフレット


淀川勤労者厚生協会も協賛し、
西淀川・淀川健康友の会の主催で、
アート展とワークショップ、
ギャラリー茶屋を開催します。

西淀ふれあいセンター
11月4日(土)11:00~16:00
☆彡
アート展&ワークショップ
「お楽しみ手作りワークショップ」

折紙、パッチワーク、絵手紙、ちりめん作品、編み物、
書道、ちぎり絵、水彩画、ベイント作品など


西淀川・淀川健康友の会柏花センター
11月4日(土)11:00~16:00
☆彡
かしはなギャラリー茶屋

西淀川区在住の作家のみなさんの作品を
展示 ・作成しながら、
音楽とともに、ゆっくり、おくつろぎください。
コーヒー・パン・お菓子など販売あり。
(パン提供:ウステトバン北区中津)
※ワークショップなど一部有料

地域の健康増進、つながりを広げる活動を【竹島・加島支部】

「てくてく(散歩)サークル」から活動再開

竹島・加島支部は、西淀川区の竹島と淀川区の加島、三津屋の地域で活動をしている支部で、1700世帯の会員を擁しています。対応する事業所は「ファミリークリニックなごみ」が加島にあります。

てくてくサークル大阪城公園にて

コロナウイルスが流行する以前は、食事会や絵手紙、健康マージャンなど様々な班会やサークルをおこなっていましたが、コロナウイルスの影響で集まれなくなったため、活動を縮小せざるを得ませんでした。

しかし、また以前のように集まりたいという思いもあり、できる活動から始めよう!ということで、昨年、「てくてく(散歩)サークル」から活動を再開しました。再開の第1弾は近隣の江崎グリコ記念館を見学。久しぶりにもかかわらず7人が参加しました。その後も定期的に開催し、今では毎月(7〜9月の暑い時期を除く)開催できるようになりました。

また、コロナウイルスが第5類に下がったことも受け、以前のようにファミリークリニックなごみの会議室を借りて、サークルや班会もできるようになってきました。これからも地域の健康増進とつながりを広げる活動として、班会やサークルなど元気に活動していきたいと思います。

スマホ教室班会

《サークルの定例日のご紹介》

てくてく(散歩)サークル
第3水曜午前
•手芸サークル
第1、3水曜14:30~
•絵手紙サークル
第1、3木曜14:30~
•オンライン体操
第4木曜日

現行の健康保険証を残してください

健康保険証をなくさないで‼

健康保険証をなくさないで・請願書名(PDF)

請願署名は、署名後お手数ですが、
お近くの淀協事業所にご持参、又は、
健康友の会(大阪市西淀川区柏里1-17-11)へ
郵送でお届けください。

「健康保険証を持てない人」を作り出す
健康保険証廃止の中止を強く求める

(全日本民医連)

全国保険医団体連合会のページ
(報道の記事・動画へのリンクが多数あります)