第36回定期総会-風刺のきいた話に大笑い

だれもが平和で豊かで健康に
風刺のきいた話に大笑い

6月24日(土)、エルモ西淀川にて、西淀川・淀川健康友の会第36回定期総会を開催。2022年活動報告と2023年活動方針案の提案、決算報告及び予算提案、第38期代表世話人を選出しました。

第2部は、桂文福さんと桂まめださんを迎えて文化行事、「お腹の底から笑い、楽しかった」「風刺のきいた話に『そうやそうや』と大笑い」など感想が聞かれました。

第36回定期総会-2022年度活動まとめ・2023年度方針案報告

さまざまなつながりつくり会員増

西淀川・淀川健康友の会
副会長 西村 俊治

2022年度活動まとめ

参議院選挙、統一地方選挙では「健康の友」号外を作成、「投票に行こう」「カジノより、いのち 暮らし」と広く呼びかけました。ロシアのウクライナ侵略に対しての抗議行動、原爆写真展、平和の鐘など、各支部で様々な平和の取り組みが行われました。

こども支援の取り組みや、フードバンクに取り組みました。特につながりを広げ個別に具体的な支援ができる小規模フードバンクを開催しました。
スクエアステップ、百歳体操、ウォーキングなどのサークル活動を再開、誕生月健診の案内を全ての支部で取り組みました。「わたしのとっておきコンテスト」には120人の応募がありました。

淀協中期計画「淀協80プラン」を健康の友に掲載、全支部で学習会を開催しました。協同基金は9976万円を集めました。
32人の担い手が誕生しました。職員と支部世話人が一緒に元利用者宅に訪問したり、フードバンクのボランティアの方に声をかるなど様々なつながりを作る中で、552世帯の会員を増やしました。いつでも元気は、47人が新たに定期購読者になりました。

2023年度の方針

健康で安心して住み続けられるまちづくり運動では、無料低額診療事業をさらに地域に広めます。様々な団体と協力して地域で小規模なフードバンク、子育て支援の運動にもひきつづき取り組みます。気候危機と災害問題、公共交通問題など地域の要求に、地域と連携して取り組みます。カジノ中止の運動に取り組みます。大軍拡と大増税に反対し、核兵器廃絶、憲法を生かす運動を進めます。ダイバーシティーについて学び人権が守られ多様性が生きる地域づくりに取り組みます。

健康づくり運動では、健康づくり委員会を再開、健康づくりを進める講座の検討を行います。健康チャレンジの再開も検討します。

淀協・ファルマの事業を守り発展させる運動では、「80プラン」で淀協の施設の建て替えなどが計画されています。協同基金を増やす取り組みを広げます。2024年春、淀協と福島医療生協は法人合同します。福島健康友の会結成に協力します。

健康友の会を発展させる運動は、地域会員と淀協・ファルマの職員がそれぞれ課題に対し目標を持って取り組みます。特に緊急性の高い「担い手増やし」の課題に常に意識して取り組みます。

75才以上医療費2割化実施後アンケート調査から

―医療費の支払いなどお困りごとは、いつでもご相談ください―

昨年10月、岸田内閣は、75才以上の方の医療費を1割から2割に引きあげました。
この引き上げによって、どのような影響があるのか? 全日本民医連(回収15,368件:34都道府県)と淀協やファルマプラン(回収166件)で、「75才以上医療費2割化実施後のアンケート」に取り組みましたので、報告します。

淀川勤労者厚生協会 副専務理事  勘解由 貢一


●2割化後の負担感について

 全日本民医連淀協・ファルマプラン
①とても重い27%32%
②重い54%50%
①と②あわせて81%82%

いずれも8割を超える方が、負担を感じています。


●医療費が増えたことで(複数回答あり)

 全日本民医連淀協・ファルマプラン
今まで通り受診する79%82%
受診回数・薬を減らす14%11%
交際費を削って受診する11%13%
貯金を取り崩して受診する13%16%
家族に支援してもらう15%7%
受診をためらうようになった15%17%
食費を削って受診する19%8%
水道光熱費を節約して受診する14%12%
これ以上、切り詰められない11%10%
このままでは受診できなくなる11%8%

今まで通り受診するが、様々なことを切り詰める方がたくさんいます。
中には、受診できなくなると回答した方もいました。


● 配慮措置(3年間に限り、1か月の負担が3,000円以上増えない措置)の手続きについて (複数回答あり)

 全日本民医連淀協・ファルマプラン
①手続きしていない55%62%
②手続きは済んだ26%25%
③手続きの仕方がわからない28%26%
④手続きが煩雑で戸惑った3%3%

今回の手続きは、わかりづらい手続きになっています。自動的に手続きが済んでいる方もいます。一方で自治体から送られてきた用紙で、手続きをしないと配慮措置が受けられない方もいます)。自分が手続きが済んでいるかどうかが、わからない方は、役所の後期高齢者医療の担当まで、電話で問合せしてみてください。

また、医療費の支払いなどお困りごとがありましたら、いつでも、淀協・ファルマプランの事業所や健康友の会まで、ご相談ください。

岸田内閣は、医療費や介護の負担を増やす一方で、軍事費は2倍、世界第3位に引き上げようとしています。国民の生命を危険にさらす二重の過ちに、満身の怒りを感じずにはおられません。力をあわせて政治の流れを変えていきましょう。

健診で、生活応援キャンペーン

自分は健康だから大丈夫?
家族のため・自分のために
年に1回は健診を

2023年4月より『健診で生活応援キャンペーン』を行っております。
内容は、特定健診・胃・肺・大腸の健診を受けて頂いた方にスーパーの商品券3000円分をお渡しする(対象者条件あり)というものです。2022年11月より同キャンペーンを行いましたが多くの方に受診して頂き、健診を受けるきっかけになったとのお声を頂いております。

2人に1人はかかると言われているがんも、早期では無症状である事がほとんどです。
なかなか忙しく受ける時間がない方や、自分は健康だから大丈夫と思っている方も家族の為・自分の為に年に1回は健診を受けていただきたいです。
健診を受けて「今年も異常なしで良かったね」と安心して頂きたいし、異常があり病気が見つかったとしても「早期発見・早期治療できて良かったね」と思って頂きたいです。

仕事も遊びも健康な体があっての事です。大切な方の健康確認のためご家族・お友達にもお声がけ頂き、ご受診ください。お待ちしております。

西淀病院 健診課

健診で生活応援キャンペーン

キャンペーンのチラシ(PDF)

こんにちは北山良三です(7)

カジノは止められる

知事・市長選挙などが終わった直後の4月14日、政府は、1000点満点中657.9点(600点以上で認定)の評価で「7つの条件」をつけて「大阪でのIR・カジノの認定」を発表しました。これを受けて、「もうカジノは止められない」と思う方もおられると思いますが、決してそうではありません。

「7つの条件」をつけたことが重要です。その内容と審査報告書を読めば、大阪の「IR・カジノ計画」は問題点だらけであることがわかります。たとえば、「入場者数や収益額などの根拠が不明瞭で過大」「地盤沈下対策や液状化対策・土壌汚染対策などが不十分」「自然災害対策も不十分」「建物のデザイン・早期発見介入・電子ゲーム機対策などでギャンブル依存症対策が不十分」などが指摘されています。これでよく認定したなと思えるものです。

また、「7つの条件」の中には「地域との十分な双方向の対話の場を設け、地域との良好な関係構築に継続的に努めること」とあります。ここに「カジノを止める」大きな可能性があります。前述の指摘内容などを地域住民にしっかり知らせ世論を大きくつくりあげること。それを背景に「双方向の対話」で大阪府・市や事業者に「カジノ撤退」を求め、国に「認定取消」を求めていくことなどで「カジノを止める」展望がみえてきます。
さらには、カジノ用地をめぐる「不正」が、今係争中の裁判で明確に判定されれば「認定は取り消される」ことになります。それは国土交通省が明言しています。

以上のことをふまえ、学習と宣伝を強め、府・市や国への署名と協議・交渉を強化し、カジノ事業者や融資予定の銀行などへの働きかけと「カジノ裁判」への支援にしっかり取り組むことなどによって、「カジノ中止」の可能性は大きくひろがります。みんなでがんばりましょう。