みんなで守り みんなで助かる 防災を!

気候変動で災害が頻発!?

 

季節の移り変わりを穏やかに楽しむことが難しく

日本の気候は、既に変わってしまいました。今では、季節の移り変わりを穏やかに楽しむことが難しくなっています。春は一瞬で過ぎ去り、台風や水害が多発する酷暑の夏が長く続くということが当たり前になって何年も経ちます。

この変化は、化石燃料の大量消費を原因とした気候変動によってもたらされています。気候変動は、地球上の水の循環が極端化している現象です。温室効果ガスの増加は気温を上昇させ、蒸発する水の量が増え、一度に降る雨の量が増え、水害や土砂崩れ、巨大台風などの災害につながっています。

気候変動の被害は弱者に集中

気候変動はすべての人が加害者で被害者。ですが、その被害は生物的、社会的に弱い人々に集中します。これは西淀川が経験した公害と同じ構造です。被害を弱者に押し付けるのではなく、社会全体で既に起こっている被害に対応していかなければいけません。その対応の一つが「防災」です。

災害が起きた時に、正しく行動できれば助かる命があります。自分や家族、地域の方を守るためには、災害を他人ごとではなく「自分ごと」にすることが大事です。では、どのように防災に取り組めばよいでしょうか?

避難訓練をしましょう

まずは避難訓練をおすすめします。コロナ禍の前であれば、地域の小学校で実施される避難訓練への参加をおすすめしていたのですが、現在は感染予防のために避難訓練の一般参加を取りやめている地域がほとんどです。

そこで、おすすめしたいのが身近な人同士で行う避難訓練です。家族や知人同士で避難場所に行ってみたり、避難経路は災害時にも安全なのかなどチェックしたりしてみましょう。また、停電を想定して、一日だけ家庭で電気無しで暮らしてみる、非常食を食べてみるなど、様々な訓練をやってみましょう。

非常食体験

防災を生活の中に

次に、生活の中に防災を取り入れることもお勧めです。食べなれている食品を少し多めに買い足してローリングストック、普段のカバンの中に笛やジップ付きポリ袋等を入れるといったことなど、負担のない範囲で楽しみながらやってみてはいかがでしょうか?

いざという時にみんなの命を守るために、みんなで防災に取り組みましょう!

おやこぼうさいかるた

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公益財団法人 公害地域再生センター(あおぞら財団)谷内研究員