市民講座ーPFAS…子どもへの影響は?

市民講座 Vol.4

子育て世代と、子どもの健康に思いを寄せるすべての人に
話題のPFAS…子どもへの影響は?

2025年5月10日(土)午後2時~
大阪経済大学 D館 11号室
(大阪市 東淀川区 大隅 2-2-8)

-最寄り駅-
大阪メトロ・瑞光4丁目駅(徒歩約3分)
阪急・上新庄駅(徒歩約15分)

昨年9月、「母親の血中PFAS高値で、産まれた子の染色体異常の割合が上がる」という旨の研究発表が環境省が行っているエコチル調査(子どもの健康と環境に関する全国調査)の信州大学のレポートが出されました。また、PFASが低出生体重児に影響するという報告も、北海道のコホート調査で出されています。

子育て中のみなさんや、これから出産を考えているみなさん、もちろん子どもたちの健康に思いを寄せるすべての方々に、今、研究が進んでいる最新の状況をお伝えしたいと思い、市民講座の企画としました。PFASの子どもへの健康影響をどう考えるか、そして対策は?などご一緒に学びましょう!

お話し

◆PFASの子どもへの影響は?(オンライン)
大久保 節士郎さん(立川・こども診療所医師)

◆PFASをめぐる現状
原田 浩二さん( 京都大学准教授)

◆PFAS汚染源の地域環境を考える
伊藤 大一さん(大阪経済大学教授)

大阪PFAS汚染と健康を考える会
06-6268-3970

医療・介護崩壊許さない

ー オール地域でいのち守るたたかいを ー

全国の病院で看護師の離職が

2024年医療・介護・障害の報酬改定で、淀協はたいへん大きな影響を受けています。
西淀病院は、看護体制を患者さん7人に1人から 10人に1人に減らす診療報酬上の病棟機能変更をせざるを得ませんでした。診療報酬で低い点数となり収入は減りましたが、受け入れる患者さんや治療の中身が変わったわけではなく、ケアする手や目が減ったのです。現場はこれまで以上に目まぐるしく忙しくなりました。西淀病院だけでなく全国の病院で看護師の離職が起こっています。

介護事業所の倒産は過去最多に

介護は従来から報酬が低く、低賃金、人手不足の中、ケア労働者の犠牲の上に事業を成り立たせている事業所が多数です。報酬引き下げの結果、昨年度過去最多の172件の倒産が全国で発生しました。
全国の民医連の中でも、資金ショートし倒産のおそれがある事業所も出てきています。これは私たち民医連だけの問題ではなく、あらゆる医療機関、介護、障害事業所の問題です。

私たちは地域の事業所と繋がり声を上げようと「オール地域でのたたかい」「ナースアクション」「介護ウェーブ」のとりくみをすすめています。診療報酬の再改定を求めて、近隣の他医療機関を訪問し現状を共有し、請願署名を国会に届けています。

行動すれば流れが変わる

看護師確保の問題では、看護を目指す人が授業料の高さで看護師を諦めなくてすむよう、看護学校を高等教育無償化の対象にするよう陳情を繰り返してきました。
その結果、2026年度からの無償化検討がされるようになり、行動すれば流れが変わると感じています。今国会では「高額療養費の負担上限引き上げ」を見送りさせることが出来ました。

さらに「医療費4兆円削減」の検討がされています。これが実行されれば、まさに「医療崩壊」が引き起こされます。地域の皆さんと一緒に「いのちを守るたたかい」をすすめていきたいと思います。

西淀病院 看護部長 小玉 裕加子

認知症になっても(5)

認知症を患った方とどう付き合うか

前回の記事ではアルツハイマー型認知症の事、物忘れや、時間や日付の感覚が弱くなる。認知症を改善する薬はないが、その人らしく過ごせる手伝いは介護でできるという記事をお届けしました。

在宅で介護をされている方の苦労については、この記事ではおさまりません。しかし、こういった記事を書くたびに使いたいときに使えない。お金が無いとサービスが選べない「介護保険制度」に腹がたちます。使えない時に使えない介護保険!それはまた別の機会に…。

今回は、本紙「読者の声」に寄せられた事例(内容は少し変更しています)を紹介いたします。
「あんた誰や?」久しぶりに会いに行った家族に言われた一言。
よくある事例です。

「あんた誰やったかな」。もし目の前の人が自分(親族)の事を忘れていたらどうでしょうか?とても辛い気持ちになると思います。一方で、目の前にいる人が、「あなたの孫やで」と言われたとき、思い出せない場合どういった気持ちになるでしょうか。親族にとっては辛いことですが、それを言われている方もとても辛い思いをしているかもしれません。孤独になり、情けなくなって生きている事の意味さえ考えるかもしれません。

対応については、人によるのですが、相手が自分自身の事を忘れていたとしても、その人を大切にしていた気持ちに偽りはないはずです。「はじめまして」かもしれませんが、それでも私はあなたのことを知っています。愛してるんですよ。というメッセージを投げかけることは、認知症を患っている方に、「私に会いに来てくれる人がいてる。私もまだ生きてていいんや」というメッセージになるはずです。

21年介護の仕事をしていますが、「愛」は介護のテーマだと思っています。ぜひ、介護する人を愛してください。そして介護している人も、孤独にならないでいろんな人を頼ってください。

淀川勤労者厚生協会 介護福祉部長 江﨑

「折り紙サークル」御幣島支部

第10回 サークル・とりくみ紹介
御幣島支部 折り紙サークル

「おしゃべりとゆったりとした時間 心休まるひととき」

コロナ禍でお休みしいたサークルの一つ「折り紙サークル」を2023年10月より再開しました。第1回の作品は「菊の花」。3〜4人からスタートしましたが、少し人数も増えています。

先生は、いつもニコニコと丁寧に教えてくださいます。あっという間に時間は過ぎ、「あっ!もうこんな時間」と慌てて片付けにとりかかることも。
折り紙を折っている時間は、楽しい「おしゃべり」と「ゆったりとした時間」が流れ、心休まるひとときです。我が家のお正月は、12月に作った作品「七福神」が額の中で笑っていました。

折り紙は、脳を刺激することにとても優れているそうです。想像力、集中力、空間認知能力、思考力などさまざまな力を鍛えることが出来るとのこと。

皆さんも折り紙を折ってみませんか。

開催定例:
月1回 第2金曜 14:15〜16:00

支部世話人 井上