こんにちは北山良三です(4)

私が社会に関心をもつようになったきっかけはベトナム戦争でした。高校2年生のとき、「アサヒグラフ」という写真雑誌で報道された、米軍による「ソンミ村虐殺事件」に衝撃を受けました。人を殺せば「殺人」として重罪となるのに戦争では人を多く殺すほど英雄としてほめられる。戦争は人間の価値観を逆転させてしまう。絶対に戦争はダメ。そんな思いから、命や暮らしを支え、人間らしく生きていくことを保障する福祉の道を選び、日本福祉大学へ。卒業後西淀病院に就職、医療ケースワーカーに。その後医療を通じて様々な矛盾を感じながら西淀病院事務長として事業経営にもたずさわりました。

医師で議員になられたくつぬぎタケ子さんや林喜彦さんなどの先輩方にも学び、ゆがんだ社会や政治にメスを入れる道として議員選挙に出ることになり、1998年の補欠選挙で大阪市会議員になりました。
その後4期13年、ダイオキシン対策の抜本的強化、国保改善など多くの問題に取り組んできました。4期目の4年間は橋下徹市長(当時)と真正面から論戦を行い、「市長、白旗を上げてたね」と他会派議員も言う状況に追い込むこともありました。

2015年4月に議員バッジをはずして8年。2018年から西淀川・淀川健康友の会会長となり、健康友の会の活動とともに様々な相談活動にも取り組んできました。この間、新型コロナ感染症が広がる中、区民の声をお聞きしながら繰り返し区役所に申し入れを行い、身近な場所でのワクチン接種会場開設実現などにも尽力してきました。
ひとりひとりの健康を守り、街全体が健康になるよう、健康友の会とともにこれからもがんばります。