1945年8月、原爆が初めて唯一使用された広島、長崎のある国日本。1954年3月には、アメリカのビキニ環礁での水爆実験によって、第五福竜丸の他その海域を操業していたマグロ漁船なども被爆しました。さらに2011年3月の東日本大震災で福島原発事故に見舞われ、4度の核被害を受けました。
永年被爆者の「私で最後の被爆者にして欲しい」という運動と世界の市民運動によって、2017年7月に国連で、122カ国の賛成で「核兵器禁止条約」が採択され、核兵器は、使用はもちろん、製造も貯蔵も威嚇することも禁止となりました。それから3年余、批准国が50カ国(現在は54カ国)となり、90日後の今年1月22日に核兵器禁止条約が発効しました。
核兵器は人類生存への脅威です。核兵器が存在する限り、意図的であれ事故であれ、核爆発する危険があります。核兵器は、誰も助けに行くことができないから禁止し廃絶するしかありません。
唯一の戦争被爆国である日本だからこそ一日も早く核兵器禁止条約を批准して、核保有国に迫りましょう。コロナ禍で広がった格差と貧困をなくし、安心・安全な暮らしのためにも、核兵器のない世界をつくるため、署名運動を広げていきましょう。
西淀川・淀川健康友の会
事務局次長 中村 玉枝